どーも、和田です。

 

先日、お客様から

「ノンシリコンシャンプーで洗っていると髪がバサバサになってしまうんだけれど…」

という質問を、髙梨さんが答えていました。

 

『ノンシリコン』っていう言葉は、よくみなさんが惑わされるんですよね(^_^;)

まあ、それだけメディアの広告の力がすごいんだと思いますが…。

 

シリコンはなぜ良くないのでしょうか?

「頭皮の毛穴にシリコンが詰まってしまい、薄毛になったり、きれいな髪が生えなくなってしまう…」

「頭皮の毛穴にシリコンが詰まり、頭皮トラブルが起こり、カユミやフケが出てきてしまう…」

「カラーやパーマのかかりが悪くなって、思い通りのヘアスタイルにできなくなる…」

そんな心配があるから、『ノンシリコン』を選んだんじゃないですか?

 

でも、安心してください!!

実は、シャンプーに入っているシリコンは頭皮の毛穴にも詰まらないし、

カラーやパーマの妨げにもなりません!!

 

ここに花王さんのシリコンに関する研究の結果が発表されています。

シリコンの真実|花王
http://www.kao.co.jp/asience/silicone/

 

このように、シャンプー剤に配合されるようなシリコンは、

頭皮の毛穴に詰まることはありませんし、

髪がさらっとすることはあっても、悪影響を与えることはありません。

 

そもそもシリコンは、手術の際に身体の中に入っても安全なものなので、

頭皮や髪に残ったところで、アレルギーや酸化などの影響を受けないので、

通常のコンディショニング剤に比べても、とても安全なものです。

 

シャンプーやコンディショナーに入っているシリコンは、ただの油なんです。
(それも安全な油)

油は、水と分離してしまうので、シャンプーの中の洗浄成分(界面活性剤)で溶けています。

そして、髪を洗ってから、お湯で流すときに洗浄成分が流れていき、

水と分離して、髪の表面に油膜を貼り、髪をしっとりサラサラにしていきます(゜o゜)
(正確には違うのですが、だいたいの感じで…)

 

だから、最近流行っている「オイルシャンプー」なんかは、

おもいっきり、シリコン入りシャンプーと同じなんです。

『ノンシリコンオイルシャンプー』なんてのもありますが、

オイルの種類によっては酸化してしまうので、

シリコンよりも頭皮に悪影響が出る可能性もあります。

 

…で、少し話がそれてしまったので、元に戻しますね(*^_^*)

今までの話から、少しイメージできるとは思うのですが、

『髪がバサバサになってしまう…」

っていうのは、「ノンシリコン」とは関係がないんです。

 

原因は2点考えられます。

・オイルシャンプーやシリコン入りシャンプーのようなコンディショニング成分が足りない

・髪の状態に対して、洗浄成分が強すぎる

 

僕は、他のブログでもよく言うことなんですが、

2点目の「髪の状態に対して、洗浄成分が強すぎる」というのが、とても大事な視点です。

 

髪は繊維です。

洋服の繊維は、綿、麻、絹、レーヨン、ウール、ナイロンなどいろいろあります。

通常の洗濯洗剤で、同じように洗ってしまうと、縮んでしまったり、傷んでしまったりします。

 

髪の状態も様々です。

太い髪、細い髪、ヘアカラーをしている髪、ストパーをかけた髪、パーマをした髪

ロングヘアー、ショートヘアーなど、個人の特徴や施術によって、

髪の状態は、洋服の繊維よりも複雑になっています。

 

そして、デリケートな状態の髪の人が、通常のシャンプーで洗ったらどうなると思いますか?

髪は縮んでしまい、ダメージを受けてキューティクルは剥がれてしまいます。

これが、髪がバサバサになってしまう原因のひとつです。

 

もちろん、トリートメントやコンディショニングが多く入ったシャンプーを使うと、

一時的に、髪のおさまりは良くなると思います。

ただ、根本的な原因の解決にはなりません。

 

髪の状態や頭皮の状態にあったシャンプー剤を使い、

なお、コンディショニングが適度に配合されたものを使うと、

髪のまとまりが良くなり、ストレスがなく気分が良くなると思います。

 

少し長くなりましたが、

使っているシャンプーで髪がバサバサになってしまうときは、

・髪の状態にあった、洗浄力の強すぎないシャンプー

・洗い上がりの手触りやまとまりがいい、適度なコンディショニングの入ったシャンプー

を基準に選んでもらうといいと思います(*^_^*)

 

では、この辺で…<(_ _)>